使い方
サクサク記録するためのコツと、法廷で証拠として使うときの注意点をまとめました
観察事実と解釈の違い
観察事実 = 見た・聞いた・触れたこと (5W1H)。解釈・感情 = 推測や気持ち。両者を分けて書くと、法廷で証拠として整理しやすくなります
例 (観察事実): 「14時 30 分、会議室で上司 A が私に向かって『使えないやつだ』と発言した」
例 (解釈・感情): 「侮辱されたと感じた。手が震えた」
5W1H で書くコツ
- When: 日時 (秒・分まで)
- Where: 場所 (具体的に)
- Who: 関係者の名前・特徴
- What: 起きた事実 (動詞ベース)
- Why: 文脈や前後関係 (推測は解釈欄へ)
- How: どのように (発言、動作、表情、声量)
虚偽記録の罰則
他人を陥れる目的での虚偽記録は虚偽告訴罪 (刑法 172 条) や名誉毀損罪 (刑法 230 条) の対象となります。観察した事実のみを書いてください
裁判で効く書き方
- 発言は鉤括弧で直接引用 (「」)
- 動作は具体的に (殴った/突き飛ばした 等)
- 前後の文脈を残す (会議直前、業務の流れの中で 等)
- 目撃者がいれば名前を残す
- 過去にも似たことがあれば「以前にも同様」と明記 (パターン立証)
- その時の心身の状態 (動悸・吐き気・眠れない 等) は影響欄に残す
GPS について
場所の証跡として GPS を取得します。デフォルトは省バッテリーモード (基地局・WiFi 測位)。重要記録では高精度 GPS を選べます。取得失敗 (拒否・タイムアウト・エラー) も法廷では「試みたが失敗した」事実として記録されます
解釈・感情の書き方
観察事実とは別の欄に書きます。「侮辱されたと感じた」「相手は嫌がらせのつもりだと思う」「眠れなくなった」など。法廷では観察事実が重視されますが、被害の主観的影響も損害評価で参照されます